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We are who we are.

2017.02.17

TICK-TOCK,チックタック,ステップボーンカット,STEP BONE CUT

 

先日、NY Brooklyn ニューヨーク、ブルックリンにある私たちのギャラリー、”SBC Gallery” に、Hannah Difolco (ハンナさん)という美容師さんが、私を訪ねに来てくださいました。

 

彼女は、私たちがNYで行った初めてのSTEP BONE CUT ACADEMY に来てくださった方で、アメリカで一番最初の認定スタイリストさんです。彼女はいつも笑顔で礼儀正しく、常にチャレンジ精神に溢れている素敵な人です。彼女は22歳という若さですが、カットの技術も優れていますし、何よりも学びの姿勢が素晴らしく、私が尊敬している美容師さんでもあります。

彼女がカットをしに来てくださった日の翌日は、彼女のバースデーでした。”22歳を迎える前に、幸太郎さんに変身させてほしい”。そんな嬉しいメールをもらっていたので、当日をすごく楽しみにしていました。

久しぶりに会った彼女は、やはり素敵な笑顔で再会を喜んでくださいました。彼女の要望を聞きながら(英語なので必死。。。)イメージを膨らませていき、いざカットをスタート。とはいえほとんどお任せだったので、素敵にしたい一心でハサミを動かしていました。途中、慣れない英語で”最近どう?”とか言ってみたりしながら、切っていくにつれて彼女がワクワクしてくれているのが、表情だったり声のトーン、空気感で感じることができました。そして完成がこちら!

 

TICK-TOCK,チックタック,ステップボーンカット,STEP BONE CUT

 

TICK-TOCK,チックタック,ステップボーンカット,STEP BONE CUT

 

そして完成すると彼女は満面の笑顔で “これが私!?素敵!!” と言ってくださいました。のちに彼女はこの瞬間のことを、”新しい光に包まれたみたい” と表現してくださいました。彼女の笑顔にホッとしたのと同時に、幸せな気持ちになったあの感覚を、今でもはっきり覚えています。私たちのカット、ステップボーンカットは、従来のカットと全く違います。もちろんデザインで喜んでいただくカットもありますが、それだけでは到達することのできなかったヘアスタイルを提案できるのが強みでもあるし、それを彼女もわかっていて、だからこそここまで感動してくださったのだと思います。本当に素敵な時間を過ごすことができました。

 

 

 

彼女との素敵な時間から数日経った昨日、彼女がブログでその日のことについて書いてくれていました。そのブログを読んだ時、私には込み上げてくるものがあったので、ここでご紹介したいと思います。

 

Hannah Difolco Blog

 

今回私がブログのタイトルにした “We are who we are” は、彼女のブログのタイトルから引用させていただいたものです。彼女はこのブログの中でこんなことを書いていました。(一部彼女へのインタビュー内容も含む。)

 

「人生において、どうして”できない”、”やらない”という言い訳を覚えてしまうのか。私も1年前まではそういった自分に対しての言い訳をしていた。しかし、私の中で考え方が変わり、チャレンジすることの可能性を知る事で、それがすごく勿体無い考え方だとわかりました。そのきっかけを作ってくれたのがステップボーンカットとの出会いです。美容師としては、新しい技術を学ぶ事はすごい勇気がいる事なんです。今までの自分を否定されるのではないかという恐怖心もありました。そういった中で、まだアメリカでは知られていない日本人の技術を学ぶ事は、私にとって大きな決断だったと思いますし、私は普段NYに住んでいないので、NYにまで出る事すらもチャレンジだったのです。しかし自分を信じ、勇気を持って一歩を踏み出すことによって、未来は一気に広がり、今の私があります。」

 

嬉しいですよね。今までだとカットの技術で喜んでもらえたり、人生を変えたりって、私たち美容師とお客様の間に生まれるものだったのが、こうした美容師と美容師の間に生まれるものもできたこと、そしてそれが自分が携わったカット技術であること。話す言葉は違えど、髪質も人種も違えど、伝わることがあるということ。

また彼女はこのブログな中で、自分を信じることの大切さも教えてくれました。自分を信じて、”私はできない” から “私ならできる”に考え方を変えて思い切って行動することによって、未来はどんどん広がっていくと。。。

 

NY,NEWYORK,ニューヨーク

 

私はNYに初めて訪れた時から1年が経とうとしています。今でも壁にぶつかってばかりです。言葉の壁、考え方、活動、、、挙げればきりがありません。日本にはたくさん仲間がいるから、寂しい気持ちになることもありますし、日本だったらこんな悩みはないのにと考えてしまう時もあります。でもそういう時ってなんでなんでしょうね。支えてくれる家族や仲間、映画や音楽、言葉に出会いませんか?僕は幸運なことにそうしてまた前を向いて頑張ることができます。

皆さんも悩みの種類、大きさはどうであれ同じじゃないですか?どんなに偉い人にだって悩みはあります。そんな時、彼女の言葉を思い出して、もう一踏ん張りしてましょう。自分を信じて大胆に行動してみましょう。そうするとまた新しい可能性に出会えますよ。

 

今回はそんな素敵なことを教えてくれたハンナさんに感謝したいと思い文章を綴りました。最後まで読んでくださった皆さんに感謝するとともに、少しでも何か感じるものがあったのなら幸せです。

 

Hannah, Thank you so much !!

 

 

幸太郎

 

STEP BONE CUTを学んでみたい方はこちら→STEP BONE CUT ACADEMY